朝倉未来VSフロイド・メイウェザー

格闘技
超RIZINで行われた「朝倉未来VSフロイド・メイウェザー」

すごい試合でした。

メイウェザーは、ボクシングで50戦無敗、5階級制覇の歴代パウンド・フォー・パウンド(階級が一緒だと仮定すれば、1番強い)の呼び声高いレジェンドです。正直、日本で試合をするだけでもビッグニュースになるほどのスター。

迎え撃つのは、日本のMMAファイター朝倉未来選手。朝倉選手は日本トップクラスの実力で、登録者270万人のユーチューバーでもあります。

以前、キックボクサーの那須川天心選手がメイウェザー選手と試合をしていますが、体重差が10キロ以上あり、まったく相手になりませんでした。

しかし今回は、朝倉選手が体格的に同等以上なので、パワー負けすることはありません。私もメイウェザー選手の技術が見れると思いワクワクしていました。

ルールはボクシングルール。
朝倉選手はストライカー寄りの(打撃が得意な)MMAファイターですが、ボクシングの試合をしたこともなく、技術的にはメイウェザーと比較にならないくらいの差があると思います。

しかし、過去に「路上の伝説」といわれた勝負勘をいかせば、何か起きるような期待感はありました。そういう雰囲気を持っている不思議な選手です。

 

 

それでまず試合に先駆け、記者会見が3回ありました。

1回目はラスベガスで試合決定の記者会見です。この時のフェイストゥフェイスでは、朝倉選手、あのメイウェザーに思い切り睨みを利かしていました。メイウェザーもまさか自分がそんなことをされると思っていなかったでしょうから、少し戸惑っているようにも見えました。朝倉選手は、メイウェザーとは違う凄みがあるというか、相手がどんな大物でも物怖じしないところが魅力ですね。

2回目の記者会見はハワイです。ここでも朝倉選手はフェイストゥフェイスで、ガンをとばしますが、メイウェザーも、これは想定内なのか落ち着いた冷静な表情。むしろ本人より、ボディガードが少しアツくなり、間に入って、朝倉選手の胸を突き飛ばしました。朝倉選手もボディガードのほうを睨んで、向かっていこうとしますが、メイウェザーが相手は俺だろとばかりに朝倉選手に詰め寄ります。このときの対峙も見ごたえ十分でした。

3回目は東京の渋谷です。メイウェザーが来日し、日本での記者会見です。そしてこのときなぜか、前回ハワイで朝倉選手を突き飛ばしたボディガードも電撃的に皇治選手との対戦が決まり、4人の会見となりました。皇治選手は、週刊誌に女性タレントとのデートをスクープされたことをネタにして、「ロチューの伝説」なんて言ってます(笑)

そして、いよいよ9/25。昼間の部の超RIZIN、3試合目が皇治選手で、4試合目のメインが朝倉選手VSメイウェザーです。

まず、皇治選手とボディガード・ジジ選手の体重差はなんと20キロ!ジジ選手の実力がどの程度なのかは、正直謎ですが、パンチが当たれば、皇治選手もただではすまないでしょう。危険な香りがします。それで、1ラウンドが開始しましたが、ジジ選手はやはりテクニック的には素人の喧嘩自慢レベルで、皇治選手とはかなりの差がありました。ジジ選手のパンチはほとんど当たらず、皇治選手はクリーンヒットを連発。それでも、この体格差なので、1発でもいいのが当たればヤバいです。そして、その後も2、3ラウンドを通じて、皇治選手がテクニックで終始圧倒していましたが、ジジ選手も何発かパンチをヒットさせていました。結局、判定なしのドローになりましたが、なかなか見ごたえありましたね。あんな重いパンチをくらって、皇治選手は大丈夫なのでしょうか?

 

そしてメインカードですが、1ラウンドはメイウェザーがいつものように、様子見しているスタイル。朝倉選手は積極的にパンチを打っていきますが、メイウェザーのガード、ディフェンスは固く、なかなかヒットしません。そしてお互い様子を見るように牽制しあって時が過ぎていきますが、徐々にアグレッシブさが出て、朝倉選手の強いボディブローがヒットすれば、メイウェザーも同じようにボディブロー!ここは観客もわきました。そのまま一進一退が続き、最後は朝倉選手の不敵な笑みで1ラウンド終了!

 

そして、第2ラウンド。打って変わって、メイウェザーも積極的に何かを狙っているような動きをします。朝倉選手もパンチを打って牽制しますが、メイウェザーの圧が徐々に強くなっていきます。お互いパンチを当てたり、よけたりしますが、朝倉選手のガードが下がり気味なのが、少し気になります。一方、メイウェザーは獲物を狙う獣のような眼差しをしており、段々メイウェザーの攻撃が当たり始めます。朝倉選手も負けじと応戦。パンチを数発当て、なんと連打でメイウェザーの顔面にクリーンヒット。メイウェザーの顎がつき上がります。朝倉選手すごいです。メイウェザーの顎が浮くなんて、こんなシーンは現役時代でも、なかなか見られません。会場も相当盛り上がっていたみたいです。「いけるんじゃね?」みたいな感じでしょうか。これまで、見栄えも良く、5階級制覇のレジェンドと十分渡り合っているように見えました。が…、さすがに甘くはありませんでした。そのまま互いに何発か当てて、残り10秒の音が鳴ったとき、朝倉選手が少し気を抜いているのを見逃さず、メイウェザーのパンチが朝倉選手の顔面にモロにクリーンヒット。のこり1秒か2秒の出来事です。朝倉選手、立ち上がるもあきらかに、足にきていた為、レフェリーストップ!試合終了です。

朝倉選手、相当効いたらしく、しばらくダメージが抜けなっかたそうです。やはりメイウェザー恐るべし!朝倉選手本人も、なんで最後くらったのか理由がわからないと、後にのべてましたが、メイウェザーがアドリブ的に一瞬の隙に反応したのか、もしくは朝倉選手が試合10秒前の音を聞くと気を抜く癖をあらかじめ研究していて、その一瞬を最初から徹底的に反復練習して狙っていたのか?正直それは本人にしかわかりませんが、どちらにしろ、それを現実にやってのけるメイウェザーという選手……やはりレジェンドの名は伊達ではありませんでした。

 

 

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